昨年の発売以来人気の200系HIACE用V3 Leveling。最近では、40系アルファード/ヴェルファイア用もラインアップに加わり、さらに輸入車にも対応車種が続々と追加されるなど、シリーズは着実に拡充を続けています。
今回は、そんな最近話題の「V3 Leveling」についてご紹介します。


V3 Levelingとは?
「V3 Leveling」は、KWのサスペンション製品の中で「Street Comfort」シリーズに分類されるモデルです。
簡単に言えば、“あまり車高が落ちない”車高調整機能を備えたV3サスペンションとなります。
特筆すべきは、「ノーマルと同等、あるいはそこから数ミリだけ落とす」といった、現代のニーズを捉えた絶妙なチューニングが可能なこと。従来の「V2 Comfort」の上位に位置づけられ、より快適な乗り心地を追求したサスペンションです。

なぜ“あまり下げない”のが注目されているのか?
最近の新型車は、純正状態でも従来より低い車高設定になっているケースが多く見られます。グレードによっては標準でローダウンサスペンションが装着されていたり、メーカーオプションで選べる場合もあります。
そこに、エアロパーツなどの装着も加われば、「これ以上下げる必要はない」と感じる方も多いはず。実際、「10mm〜20mmだけ落としたい」といったさりげないローダウンのニーズが急増しています。
V3 Levelingは、まさにそのニーズに応えるために開発されたモデルなのです。

快適さと安定性を両立するV3構造
サスペンションの性能を語る上で、内部構造は欠かせません。
V3シリーズは、KWの象徴的な“ツインバルブ構造”を採用。伸び側と縮み側で独立した調整が可能で、快適性と車体の安定感を高次元で両立しています。
実際に使用されているユーザーからは「たった20mmしか下げていないのに、走りが激変した」「快適性が段違い」といった声も多く寄せられています。

開発には膨大な手間とデータが必要
V3 Levelingのラインアップの拡充が緩やかな背景には、KW本社(ドイツ)による地道な開発姿勢があります。
各車種に対して、あらためて車両データの計測を行い、専用設計で製品化しているのです。そのため、すでに他のモデルが販売済みの車種であっても、V3 Levelingが追加されるには一定の時間がかかります。
「なんでこの車種にはまだないんだろう?」と思われるかもしれませんが、それだけ真面目に開発している証拠とも言えるでしょう。

どんな人におすすめ?
- スポーツ走行はしないけど、純正の乗り心地には不満がある
- 最低地上高や段差を気にして、車高はあまり下げたくない
- 上質な乗り味と快適性を両立したい
こんな方には、V3 Levelingはまさに理想的な選択肢です。
もし「もっとしっかり車高を下げたい!」という方は、同じV3シリーズでも落ち幅の大きいV3~V5(ストリートパフォーマンス)の検討をおすすめします。
クルマはあなたのパーソナルスペース。だからこそ、快適さは妥協したくない。
そんな思いを持つすべてのドライバーに、「V3 Leveling」は新たな選択肢として価値ある提案になるはずです。
