結論からいいますよ
「出たんです!」
先月に開催したディラー向け試乗会でも大好評をいただきましたので、乗り心地はお墨付きですよ♪
ということで、今回はハイエースにKWサスペンションが設定された経緯を少し。
(あ、ちなみに2024年末まで特別価格にてご提供いたしますので、この機会をお見逃し無く!)
日本でも日に日に、ブランドがユーザー様に浸透してるなあと実感致します。
この車にも設定ありますか?と度々相談を受けることもあるのですが、KWの本拠地は、現在ドイツにありすべてのサスペンションはドイツで製作されています。なので日本国内でのみ販売されている車両は、どうしても開発が後手になってしまうんですね。
「ハイエースにも是非ラインアップを作って欲しい」お客様からの強い要望でKW JAPANからも、車両開発リクエストプッシュするのですが、今回の車両リクエストに、ドイツから返ってきた答えは、
Does this car need a V3? (この車に、V3が必要なのか? )
ドイツなのですが、世界共通言語である英語で返ってくるんですね。それはさておき「ハイエースにV3?」まあそれはわかりますよ。ハイエースが商用車でもあるし、商用車でV3作るの?って。それでなくてもKWは高いので、、、作れるけど売れるのか?って意味もあったのだと思います。
それでも我々は諦めません!
200系ハイエースが発売されて早10数年、日本国内のみならず、海外サスペンションブランドまでが多くのラインアップをそろえるこの日本独特のハイエース文化を伝えるのに、カスタム本を送ったり、たくさんの画像を送ったり、あらゆる手段で必要性を訴えました。
さらにハイエースはスプリングの無い車両なので、そういう車両にKWブランドとしてプログラムを作ったことがありません。フロントトーションビームに、リアリーフスプリングはお世辞にも乗り心地を重視するサスペンション構造ではありませんが、この日本では、そのハイエースは様々なシチュエーションで使用されて、そして愛されている車の一つでもあります。だからここに参入したい!と熱い思いを伝えました。
先ほども書いたようにすでに多くのブランドがこの車のサスペンションが発売されていて、もうモデルチェンジも噂されるほどの現行200系に、今から皆と同じカテゴリーでラインアップするのもどうなんだ?など色々な課題があるわけですが、ドイツ本社との協議を重ね出した答えは、
必要なのか? → 必要だ!!
となりました。
ということで後発ならいっそ「突き抜けてしまえ!」ということで、まさかのV3で発売することになりました 笑
「え、V3? 2WAY?誰が買うの?」という言葉も聞こえてきそうですが、私たちがターゲットとしたのは、カスタマイズされたハイエースではなくて『実用的に使うハイエース』向けなので車高は基本下げない人向けのユーザーに提案するサスペンションで参入することになりました。
KW V3 Leveling
常に重い荷物だったりを載せている車、キャンピングカー仕様、多くの人を乗せる車、仕事で使う車、これをどう快適な車として変えることができるのか?そしてスプリングの無い車だけに(厳密にはリーフスプリングが存在します)ショックアブソーバーだけでどれだけ変わるのか?なかなか勇気のある選択をしましたが、それは見事にハマったとスタッフ一同自信の持てるサスペンションを開発してくれたのではないかと思っています。
乗用車のそれとは言いすぎですが、限りなく商用車を乗用車のような乗り味に、そして荷重をかければかけるほど安定するその乗り心地に、先日の試乗会でお披露目したときも、参加者の多くから一番反響があったシリーズがハイエースでした。
(試乗会の様子が気になる方は コチラ )
この記事が公開されるころにはデリバリースタートしていると思います。興味のある方は是非、 KW JAPAN もしくは、 セールスポイント までお問合せください。
そして、ダンパーメーカーのKWが開発した自慢の逸品 V3 Leveling を是非体感してください。ちょっと高いんですけど、性能と耐久性は抜群です。
もちろんINOX(ステンレスケース)で作っていて、オールラウンドサスペンションは雪道も恐れません。リバウンド、バンプ調整可能なので、仕様用途で調整いただくことも可能です。でも調整しなくても調整機能が付いてるバルブがいい仕事をするので推奨値でも十分ポテンシャルを体感いただけると思います。