KW V2は、V1に伸び側の調整が付いたサスペンションのことです。
伸び側の調整?伸縮同時調整ではないの?と思われるかもしれませんが、その通り違っていて、わざわざ伸び側だけ調整を可能にしている1WAYタイプのサスペンションです。
姉妹商品にV2 ComfortやSTブランドのXAも、同じ1WAYタイプの商品ですが、それではなぜ伸び側だけの製品にしているのかというと、それもまた意味があります。

伸縮同時調整は、まさに調整機構のセオリーです。
ですが、あえてKW / STは1WAYを伸び側だけの調整にしています。そこにはKWなりの考え方があるのですが、伸び側は、乗車する人の体感の乗り心地に影響しやすいという調整域になります。

伸び側を調整するだけで、乗り心地は、硬くもなるし、柔らかくもなりますが、縮み側を同時にしないのは、縮み側は、タイヤのグリップや、ステアリングレスポンスに影響しますので、車の楽しさはできるだけ残しつつ、乗り味を変えてみたいという方に最適な商品となります。

この1WAYの調整があるだけで、車の乗り心地は変わります。
つまりは、V1が調整機構なしのサスペンションキットであるのに対して、乗り心地を調整できる機能が付いてるのがV2ということになります。
そして、この伸び側のバルブ機構には、高性能なツインバルブを採用しています。急激な伸びに対して、しなやかに対応できる特徴をもっています。
V1も良いサスペンションですが、さらに自分好みに近づけたいという方は1WAY機構が付属するV2をお薦めします。
